無頼のススメ (新潮新書)
によって 伊集院 静
3.7 5つ星のうち(29人の読者)
無頼のススメ (新潮新書)本無料ダウンロード - 内容紹介 頼るな、倒れるな。 「負けない人」の流儀とは―― 「無類」とは、単なるアウトサイダーやドロップアウトのことではない。人としての心の持ち方、生きる姿勢のことをいう。 情報や知識、主義やイズム、他人の意見や周囲の評価…安易に頼るな、倒れるな、自分の頭と身体でこの世の波乱万丈を突き抜けろ。 ギャンブルや恋愛から、仕事、社会、戦争、死生観まで総まくり、著者ならではの経験と感性から紡ぎだされる「逆張り」人生論! 【目次】 「頼るものなし」ということ 正義など通らないのが世の中だ 生きものとしての勘を磨く すぐ役立つものはすぐ役に立たなくなる 人とつるまず、「孤」を知ること 願わくば艱難辛苦を与える 理不尽こそが人を育てる 例えば「無頼の流儀」とは 物乞いをするのは廃人と同じ 終わりなき愚行への想像力を 恋愛は出会い頭、セックスという「小さな死」 愛する人の死が教えてくれた 人間は何をするかわからない生きものだ 誰でも「事情」を抱えて生きている 人間を描くのに学校を持ち込まない 長生きするには「術」が要る 自分のフォームで流れを読む 努力、才能、そして運が左右するもの 虚しく往くから実ちて帰れる 差し伸べた手にしかブドウは落ちない 時代にめぐり逢うという不思議 顔は死生観まで映し出す 人類などカニみたいなものだ 安心・安全なんてあるものか 神や仏にだって頼らない 内容(「BOOK」データベースより) 「無類」とは、単なるアウトサイダーやドロップアウトのことではない。人としての心の持ち方、生きる姿勢のことをいう。情報や知識、主義やイズム、他人の意見や周囲の評価…安易に頼るな、倒れるな、自分の頭と身体でこの世の波乱万丈を突き抜けろ。ギャンブルや恋愛から、仕事、社会、戦争、死生観まで総まくり、著者ならではの経験と感性から紡ぎだされる「逆張り」人生論! 商品の説明をすべて表示する
無頼のススメ (新潮新書)の詳細
本のタイトル : 無頼のススメ (新潮新書)
作者 : 伊集院 静
ISBN-10 : 4106106051
発売日 : 2015/1/24
カテゴリ : 本
ファイル名 : 無頼のススメ-新潮新書.pdf
ファイルサイズ : 21.84 (現在のサーバー速度は19.96 Mbpsです
以下は 無頼のススメ (新潮新書) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
薫風を受けて、新緑のイロハモミジが腕を大きく伸ばしている並木道は、私たち夫婦の気に入りの散策コースです。閑話休題、サントリーの新聞広告の伊集院静の文章は味があります。新入社員に、「挑め。失敗しても起き上がり、また挑め。失敗をおそれるな。笑われても、誹られても、挑め。困難に立ちむかう人間の生き方の中には真理がある」と語りかけます。こういう文章が書ける伊集院に興味を持ち、エッセイ集『無頼のススメ』(伊集院静著、新潮新書)を読んでみました。「人は生まれる時も死ぬ時も、結局は一人でしかない。この当たり前の大前提を心にとめておけば、他人からどう言われようがかまわないだろう。他人の評価を気にせず、一人で歩いているうちに、ああ自分の足で歩けるんだ、という実感を大事にするようになるはずです」。心の底にこういう覚悟があるから、伊集院の生き方は肝が据わっているのだろう。伊集院の2番目の妻で、27歳という若さで亡くなった夏目雅子について、こういう一節がある。「彼女は女優としてスターダムを駆け上がり、錚々たる人たちに求婚されることもありましたが、その後マスコミの前に出て、『交際している相手は趙(伊集院の本名)という名前のかたで、私はチマチョゴリを着てお嫁さんになるんです』と言い切った。そんな芸能人は初めてだったと思います。出自とかに対しても全然タブーがないし、世間の俗な常識のなかで生きてはいなかった」。夏目もまた、他人の思惑に囚われず、自分の価値観を大事にした女性だったようです。彼女が美しいだけの人ではなかったことを知り、ますます好きになりました。
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