黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実ダウンロード

黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実

によって リチャード ロイド パリー


4.6 5つ星のうち(45人の読者)

黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実ダウンロード - 内容紹介 髙村薫氏(『レディ・ジョーカー』)、感服! 「外国人の眼に映る東京の風景の鮮烈なこと! 都会の闇とそこに蠢く人間がこれほど活写されたことはない。」 宮崎学氏(『突破者』)、絶賛! 「日本の『水商売』の世界に対する著者の深い理解、そして『事件』を突き放して見る筆致には、思わず引き込まれる。」 吉岡忍氏(『M/世界の、憂鬱な先端』)、驚嘆! 「孤独で裕福な男。純真で平凡な女。最高で最低の街。無能で執拗な警察。過去で現在の歴史――凄惨な事件の隙間を埋め尽くしたノンフィクション傑作! 」 あの蒸し暑い夏の夜、彼女は東京の路上から永遠に消えた――。 2000年7月、六本木でホステスとして働いていた元英国航空の客室乗務員ルーシー・ブラックマン(21)が、突然消息を絶った。失踪当初から事件を追い続けた英紙《ザ・タイムズ》の東京支局長が、日英豪関係者への10年越しの取材で真相に迫る。滞日20年、日本を知り尽くした著者にしか書き得なかった底知れぬ闇とは? 複雑に絡み合う背景を丹念に解きほぐして「文学」にまで昇華させ、海外で絶賛を浴びた犯罪ノンフィクション。著者が事件現場のその後を訪ねる日本版あとがき収録。 出版社からのコメント 大反響5刷 新聞、雑誌、ネットなど各メディアで話題騒然。「今年ベスト」の呼び声高い傑作ノンフィクション! 青木理氏(ジャーナリスト。『ルポ 国家権力』ほか) 「稀有な作品。まさに現代日本で発生した事件なのに、異国の眼で描かれたことで、独特の日本文化論、社会論にも昇華している。おすすめだ」 (「東京新聞」2015年6月28日付より) 真山仁氏(作家。『ハゲタカ』ほか) 「負の力に打ちのめされる。恐ろしい本だ」 (「週刊文春」2015年6月25日号より) 佐々涼子氏(ノンフィクション作家。『紙つなげ! 』ほか) 「日本を舞台にした、決して日本人には書けないであろう犯罪ノンフィクション。遅効性の毒が回るように、しばらくこの本の余韻に痺れてしまった」 堀川惠子氏(ジャーナリスト。『教誨師』ほか) 「すごい本。“お祭り騒ぎ"の報道で片づけられた事件をここまで深く抉り出した本書は、日本メディアの怠慢をも告発しているようだ」(「週刊現代」2015年6月27日号より) ★「頁を繰る手がとまらない……忘れがたい傑作」──ミネット・ウォルターズ(『女彫刻家』ほか) ★「衝撃的な作品……日本への筆者の知識と理解には類まれなものがある」――デイヴィッド・ピース(〈ヨークシャー四部作〉〈東京三部作〉) ★「本書は現代の『冷血』である」――クリス・クリーヴ(『息子を奪ったあなたへ』) ★《エコノミスト》《ガーディアン》《ニュー・ステーツマン》で年間ベストブック、《パブリッシャーズ・ウィークリー》で年間トップ10に選出。アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞「最優秀犯罪実話賞」、及びサミュエル・ジョンソン賞候補作。 内容(「BOOK」データベースより) あの蒸し暑い夏の夜、彼女は東京の路上から永遠に消えた―。2000年7月、六本木でホステスとして働いていた元英国航空の客室乗務員ルーシー・ブラックマン(21)が、突然消息を絶った。失踪当初から事件を追い続けてきた英紙“ザ・タイムズ”の東京支局長が、日英豪関係者への10年越しの取材で真相に迫る。滞日20年、日本を知り尽くした著者にしか書き得なかった底知れぬ闇とは?複雑に絡み合う背景を丹念に解きほぐして「文学」にまで昇華させ、海外で絶賛を浴びた犯罪ノンフィクション。著者が事件現場のその後をたどる日本版あとがき収録。 著者について 英《ザ・タイムズ》紙アジア編集長および東京支局長。1969年1月生まれ、英国・マージーサイド州出身。オックスフォード大学卒業(英文学専攻)。1995年に《インディペンデント》紙の東京特派員として来日。2002年より《タイムズ》紙へ。東京を拠点に、日本、韓国・北朝鮮、東南アジア地域を主に担当。これまでにアフガニスタン、イラク、コソボ、マケドニアなど27カ国・地域を取材し、イラク戦争、北朝鮮危機、タイやミャンマーの政変、東日本大震災などを報じてきた。2005年には、インド洋大津波の取材と二重被爆者の故・山口彊氏へのインタビューでBBC(英国放送協会)の番組の「今年の外国特派員」賞を受賞。著書にインドネシアのスハルト政権終焉を描いたIn the Time of Madness(未訳)。現在、東日本大震災に関する長篇ノンフィクションを執筆中。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) パリー,リチャード・ロイド 英“ザ・タイムズ”紙アジア編集長および東京支局長。1969年1月生まれ、英国・マージーサイド州出身。オックスフォード大学卒業(英文学専攻)。1995年に“インディペンデント”紙の東京特派員として来日。2002年より“タイムズ”紙へ。東京を拠点に、日本、韓国・北朝鮮、東南アジア地域を主に担当。これまでにアフガニスタン、イラク、コソボ、マケドニアなど27カ国・地域を取材し、イラク戦争、北朝鮮危機、タイやミャンマーの政変、東日本大震災などを報じてきた 濱野/大道 翻訳家。ロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS)タイ語および韓国・朝鮮語学科卒業。同大学院タイ文学専攻修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る

黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実の詳細

本のタイトル : 黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実
作者 : リチャード ロイド パリー
ISBN-10 : 4152095342
発売日 : 2015/4/22
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 21.94 (現在のサーバー速度は24.5 Mbpsです
以下は 黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
市橋達也の事件ですっかり忘れ去られてしまったようにも思いますが、私はこちらの方が鮮明に記憶に残っています。幾度となく見た、黒いミニドレスをまとった笑顔のブロンドの女の子の写真。そして彼女は結局生きて戻っては来なかった。当時あれほど話題になった事件にもかかわらず、ある時期から報道が一気にトーンダウン。それは犯人が所謂”在日”だったゆえ。私はそれすら知りませんでした。この本を読むと、如何に日本が他の先進国に比べると安全で、外国人ですら、日本で暮らすようになると脇が甘くなってしまうかがわかります。終章を読み終えたら涙が出てしまったのだけど、犯人・織原城二(金聖鐘)に下ったルーシーさん事件に関する判決は、あまりに理不尽で何とも言えない虚無感に満たされます。彼女が安らかに眠れるように祈りたい。

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