てつがくを着て、まちを歩こう―ファッション考現学 (ちくま学芸文庫)
によって 鷲田 清一
3.6 5つ星のうち(3人の読者)
てつがくを着て、まちを歩こう―ファッション考現学 (ちくま学芸文庫)無料ダウンロードkindle - 内容(「BOOK」データベースより) ケータイ電話が日常のコミュニケーションの主流となり、現実とヴァーチャルな世界との境界がかぎりなく曖昧なものになりつつある今日、ファッション、モードの世界はかつての規範から解きはなたれた人びとの思い思いの「てつがく」の交響の場となっている。目まぐるしく変遷するモードの世界に、変わることのない肯定的眼差しを送りつづけてきた著者のしなやかなファッション考現学。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 鷲田/清一 1949年京都市生まれ。京都大学文学部倫理学科、同大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。大阪大大学院文学研究科教授(臨床哲学)。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
てつがくを着て、まちを歩こう―ファッション考現学 (ちくま学芸文庫)の詳細
本のタイトル : てつがくを着て、まちを歩こう―ファッション考現学 (ちくま学芸文庫)
作者 : 鷲田 清一
ISBN-10 : 448008987X
発売日 : 2006/6/1
カテゴリ : 本
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相変わらずの鷲田節でこの人の著作になじんだ人ならば安心して(というのも変かもしれませんが)読める本です。ですが重大な間違いがひとつ。85ページ、「戦争とファッション」ですが、筆者は「迷彩が登場したのはベトナム戦争のころ」と書いていますが実際はゲリラ戦という言葉が誕生するより以前、ベトナム戦争よりもはるかに前の第一次大戦当時です(当初は飛行機のみ)。兵士用の迷彩装備が出始めたのもイタリアがテントに迷彩をいれた1929年を最初とし、第二次大戦ではドイツ軍においてはかなり一般化されていました。また、ファッションと戦争が深く関わったのも何もベトナム戦争が最初ではありません。41年あたりからのシアーズのカタログには、ミリタリー・ルックの実用的で布を制限した女性用テイラードスーツがよく出てきます。モードに詳しい著者がこれらの事実を知らないはずは無いと思うので、おそらくは(ベトナム反戦とからめて?)自分の主張に都合のいいような証拠だけもってこようとしたのだと思いますが、これでは他の主張まで怪しくなってきますので今後はやめてほしいですね。本当は★ひとつでも良いと考えましたが、「最後のモード」とルドフスキーの本でファッションに目覚めた人間としてはその恩を考え★ふたつにしておきます。
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