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【図解】近畿の城郭III

によって 城郭談話会


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無料ダウンロード【図解】近畿の城郭III pdf - 内容(「BOOK」データベースより) 考古学、縄張り論、文献史学など主要分野の研究成果を集積し、6府県の城郭史上で最重要な山城・城館191ヵ所を解説。かつてないスケールで描く最新の城館バイブル第三弾!!58名に及ぶ専門研究者が実地踏査した精緻な縄張り図、さらに図表・遺構写真などのビジュアルも数多く収録。1/25000地形図を掲載し、詳細な地理情報を提供するなど城郭探訪にも最適です。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 中井/均 1955年、大阪府生まれ。龍谷大学文学部史学科卒業。(財)滋賀県文化財保護協会、米原市教育委員会、長浜城歴史博物館館長を経て、滋賀県立大学人間文化学部教授。また、NPO法人城郭遺産による街づくり協議会理事長として、全国のまちづくりにも関わる。専門は日本考古学で、特に中・近世城郭の研究、近世大名墓の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

【図解】近畿の城郭IIIの詳細

本のタイトル : 【図解】近畿の城郭III
作者 : 城郭談話会
ISBN-10 : 4864031932
発売日 : 2016/3/4
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 28.84 (現在のサーバー速度は23.98 Mbpsです
以下は、【図解】近畿の城郭IIIに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
前巻Ⅱ、前々巻Ⅰ同様、縄張り図による考証を中心に、発掘調査の成果、文献史、歴史地理学的手法等、様々な手法を用いて、近畿各地の埋もれた城跡が紹介されています。今回特に注目されるのが、古絵図・地籍図・航空写真・GIS等の地形情報を駆使して、現在改変されて地表面観察の及ばず、発掘調査の機会もないため、縄張図も作成不可能な城跡の「可視化」を試みる事例が多くなっていることです。思えば、天守などの典型的な建造物がなければ、そこに城があったことが認知されない世間一般の人々に気付いてもらうことが、今日の城郭研究者が城跡縄張図を多用するモチベーションとなったとみられます。その成果として、昨今の出版状況などから、縄張図や現地の凹凸を観察して、城跡を見いだせる人が徐々に増えていることがうかがわれる中、これら歴史地理学的手法は、以前は私たちの日常生活空間の一隅に長らくあり続けていながら、みえない存在だった城跡が、現在、そして今後なお一層「みえる」ようになる有効な方法といえるでしょう。また、対象とする(主に中世の)「城郭」の内容も、平安末の居館から、寺院、集落、寺内から、性格不明の類似遺構まで、多岐にわたります。軍事的な防御性を一応の共通項としながらも、各々個別の考証の中で一部あるいは全面的な疑義が示されている事例もあり、その実態は一様ではありません。これらの多様な成果から、私たちがもつ城郭のイメージが組みなおされ、たとえ城郭遺構ではなかったとしても(たとえば滋賀県の桃原城)、どのようにして城郭として「みられ」、「ある」ようになったかなど、「城郭の心性史」を浮かび上がらせる端緒となれば、と考えるのは評者の過大な期待でしょうか?とにかく予想される続刊の展開も含め、注目の第3巻と評価します。

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