勝負―人生は日々これ戦場オンラインブックダウンロード

勝負―人生は日々これ戦場

によって 升田 幸三


4.8 5つ星のうち(16人の読者)

勝負―人生は日々これ戦場オンラインブックダウンロード - 内容(「BOOK」データベースより) 不世出の棋士が遺した人生を闘いぬく黄金律。千金の重みの勝負哲学が、新世紀によみがえる。 内容(「MARC」データベースより) 不世出の棋士が遺した人生を戦いぬく黄金律。少年時代、駒の哲学、勝負、上に立つ、後から来る者へ、思い出の人々、身辺雑記などのテーマで語る。1970年サンケイ新聞社刊の再刊。 商品の説明をすべて表示する

勝負―人生は日々これ戦場の詳細

本のタイトル : 勝負―人生は日々これ戦場
作者 : 升田 幸三
ISBN-10 : 488086112X
発売日 : 2001/01
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 26.09 (現在のサーバー速度は18.85 Mbpsです
以下は、勝負―人生は日々これ戦場に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
升田幸三の全盛期を知る人も少なくなりました。現役時代の鬼の形相とたたえられた凄みのある風貌が偲ばれます。晩年は好々爺の雰囲気を漂わせていましたが、棋士ではなく将棋指しといえば、升田幸三をイメージするという一時代を築きました。誰もが思い浮かばないようなあの華麗な差し回しが脳裏に浮かんできます。本書は、その升田幸三がサンケイ新聞社から1970年に発行した『勝負人生は日々これ戦場』を文庫化したもので、升田の口述筆記のような体裁を取っています。広島弁の口調がどこか憎めず、飄々とした味わいが感じられました。最初の発行から40年経った今でも購入でき、読まれていることに、この内容の普遍性があると思われます。人生訓のようであり、先の見えない時代の羅針盤のような言葉が散りばめられていました。棋譜は一切載っていませんし、様々な棋士の名前も登場しますが、そのような知識がなくても十分に楽しめるでしょう。特に坂田三吉が、若い頃の升田の将棋を見て「あんたァ、天下とりまっせ」や「ちいちゃな将棋では打たれへん。八段の芸やないと打てん手や」というくだりは、天才が天才を語る評価として受け取りました。勝負師とは、ゲタをはくまで勝負を投げない者をいうという言葉も含蓄がありました。升田が言うように、一発狙いの者をいうのではないということも理解できます。内容は、将棋の道へ(少年時代、家出、弟子入り)、駒の哲学、勝負、上に立つ、後から来る者へ、世間、思い出の人びと、女・妻・家内、身辺雑記、という項目に整理されています。

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